普段から濃い味付けを好んでいる人がいきなり塩分を大幅にカットした料理を口にするのは大きなストレスとなります。
減塩食にチャレンジする場合は、塩分を減らしてもおいしく食べられるよう様々な工夫を凝らした調理法を選択することが大切です。
まずすぐにでも実践できる最も簡単な工夫として「塩分の少ない調味料を選ぶようにすること」が挙げられます。
例えば醤油を使うところをポン酢にしてみたり、塩を塩麹にするだけでも塩分カットを図ることができます。
そして汁物や煮物を調理する時はしっかりと出汁を取り、出汁の旨味を利用するのも有効です。
旨味で満足感を得られれば意外と塩味の物足りなさはカバーできるものです。
昆布、鰹節、干しシイタケ、干しエビ等を上手に活用しましょう。
また乳製品の「コク」を利用するのも良い方法です。
例えば一見ミスマッチに思えますが、味噌汁や煮物を調理する際に牛乳を入れることでコクと旨味が加わり、味噌や出汁の量を減らすことができます。
その他レモンやすだち等の柑橘系果汁やお酢を利用して、塩分不足を酸味でカバーする調理法もおすすめです。